NNNが読売新聞と今月12日~15日に参院選の情勢調査を行い、独自の情勢取材も加えて分析した結果、自民党は30議席台半ばにとどまる見通しで、改選の52議席を大きく下回る情勢。公明党も改選14議席の確保は厳しく、10議席以上獲得できるかギリギリの攻防が続いている。石破首相が目標に掲げる自民党と公明党の与党で非改選議席を合わせた過半数確保には両党で50議席が必要だが、今回の分析では序盤より厳しい情勢。一方、野党の立憲民主党は改選の22議席を上回り50議席台をうかがう。国民民主党は選挙区、比例代表ともに議席を大きく伸ばし、目標の16議席を上回る可能性がある。日本維新の会は大阪などの選挙区で議席を獲得する一方、関西以外の選挙区や比例では伸び悩みが続いている。日本共産党は改選7議席を割り込む情勢。れいわ新選組は改選2議席から議席上積みの可能性。参政党は序盤より支持が拡大していて、選挙区と比例合わせて2ケタ議席を上回る勢い。保守党も比例で複数議席を獲得する情勢。社民党は比例で議席を獲得する可能性がある。再生の道、チームみらい、NHK党は議席獲得は見通せていない。今回の調査では一定の回答者が投票先を明らかにせず、投票日に向け情勢が変わる可能性もある。安藤桃子は「全体の動きを見ていると、みんな変化を求めているのかなと思う」、菅原は「自民党が大きく負けたのは2007年の安倍首相が結果的に退陣に結びついた時の選挙。今回の情勢調査の結果を見ると、2007年に近づいてきているという見方もあるし、比例代表は2007年を下回る可能性もある」とコメントした。
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