昨日、石破茂内閣が発足。党内野党として政権を批判してきた石破氏が総理大臣として矢面に立つ立場となった。自民党内のしこりもみられる。総理指名の投票では、野党議員が「能登の補正予算を」などと書かれた紙を掲げ、早期解散を批判した。野党からは、「自民党総裁の立場での解散宣言は憲法違反の疑いがある」「石破氏は自民党内野党だったはずが、党利党略のための解散総選挙になっている」などと批判の声があがっている。自民党内では、早期解散を歓迎する声が優勢。森山幹事長ら執行部が早期解散の決定を強く要請したものとみられる。石破内閣では初入閣13人、女性は2人。裏金問題に揺れる旧安倍派からの入閣はなし。石破茂新総理大臣は初めての会見に臨み、早期解散について「新しい内閣について国民の信を問う、選挙中に議論をして、国民に判断材料を提供すべきだ」とした。当面の焦点は裏金議員の公認問題。自民党幹部によると、すでに党内処分は出ているため「非公認」は見送る方針で検討されているという。公認を出す条件として、自民党本部宛に、裏金問題について説明を尽くすとの書面を提出することを求めるという。