福井市にある福井南高校3年の森夕乃さん。必須科目の「探究」の授業には16のゼミがある。森さんが所属するのは原子力探究ゼミ。この日、ゼミで話し合ったのは原発から出る使用済み核燃料の問題。森さんたちは高校生が抱く原発のイメージについて2021年から3回にわたり調査。2023年の調査では原子力のイメージを「危険」と捉える答えが必要、役に立つを大きく上回った。さらに危険と持つイメージの割合は福井を東京が上回った。森さんたちは原発を身近に感じたことがない若い世代こそもっと知る必要があると日本原子力学会で訴えた。原子力をもっと知るためには世代を超えた対話が必要だと主張。
福井南高校の探究授業には全国から多くの教育関係者が視察に訪れる。探究授業で今取り組んでいるのは原発から出る廃棄物の処理問題。2011年の福島原発事故をきっかけに原発の規制強化が進み、老朽化もあり60基のうち24基が廃炉に。課題となるのはクリアランス物といわれる廃棄物。放射線量は自然界の200分の1以下と極めて低く、一般の廃棄物と同様リサイクルできる。森さんたちは県内の廃炉の原発から出るクリアランス物である物を制作。クリアランス物は全国で年間およそ1000トン出ている。今後、廃炉の本格化で10年後には10倍ほどになるという。そして作った物を校内に設置。それは街灯。さらに森さんたちはリサイクルした街灯を学校周辺の地域に設置しようと考えた。地域の景観にあわせ色やデザインを決めた。しかし、道路への設置は簡単ではない。理由は放射線の影響を心配する住民の声。
森さんたちは地元の住民たちを集め住民説明会を行った。これまでは利用先が発電所内や公共施設に限られていたクリアランス物。森さんたちはその安全性を説明。しかし住民からは厳しい指摘を受けた。森さんたちは知識不足を反省点にあげ、最初から完璧な合意ができないとわかっていたと話し合った。
福井南高校の探究授業には全国から多くの教育関係者が視察に訪れる。探究授業で今取り組んでいるのは原発から出る廃棄物の処理問題。2011年の福島原発事故をきっかけに原発の規制強化が進み、老朽化もあり60基のうち24基が廃炉に。課題となるのはクリアランス物といわれる廃棄物。放射線量は自然界の200分の1以下と極めて低く、一般の廃棄物と同様リサイクルできる。森さんたちは県内の廃炉の原発から出るクリアランス物である物を制作。クリアランス物は全国で年間およそ1000トン出ている。今後、廃炉の本格化で10年後には10倍ほどになるという。そして作った物を校内に設置。それは街灯。さらに森さんたちはリサイクルした街灯を学校周辺の地域に設置しようと考えた。地域の景観にあわせ色やデザインを決めた。しかし、道路への設置は簡単ではない。理由は放射線の影響を心配する住民の声。
森さんたちは地元の住民たちを集め住民説明会を行った。これまでは利用先が発電所内や公共施設に限られていたクリアランス物。森さんたちはその安全性を説明。しかし住民からは厳しい指摘を受けた。森さんたちは知識不足を反省点にあげ、最初から完璧な合意ができないとわかっていたと話し合った。