日本原子力発電敦賀原子力発電所2号機について、原子力規制委員会は再稼働の前提となる審査で不合格とすることを正式に決定。規制委はことし8月、「原子炉建屋の真下の断層が将来動く可能性が否定できない」として審査に不合格としたことを示す審査書の案をとりまとめ、きょうの会合では審査書の案に対して一般から寄せられた意見について審議。審査書を全会一致でとりまとめ、敦賀原発2号機について正式に審査に不合格とすることを決定した。再稼働を認めない判断は2012年に規制委員会が発足して以降初めて。日本原電は改めて審査を申請する意向だが、規制委員会は「断層の活動性だけでなく基準の全てを満たす申請書の提出が必要」としている。