ノーベル平和賞の授賞式があったノルウェー・オスロで、日本被団協の受賞を称えるトーチパレードが行われた。このパレードは現地の平和団体が主催する伝統的な催しで日本被団協の代表団から栗原淑江さんが参加し、共に活動し亡くなった被爆者らのパネルを手に800メートルほどの道のりを行進した。ノルウェー在住男性は「(受賞決定まで)日本被団協は知らなかったけど『HIBAKUSHA』という言葉は聞いたことがあった」。終着点は受賞者らが泊るホテルで、晩餐会を控えた代表委員3人が現れると歓声が上がった。11日は関連行事の他、被爆者らが高校や大学で証言を行い核兵器の廃絶を訴える。