旧優生保護法で不妊手術を受けた可能性がある人たちを対象にした、全国一斉の相談会が開かれている。相談は無料で今日の午後4時まで電話とファックスで受け付けている。今日の相談会は日弁連や全国各地の弁護士会が開いたもので、旧優生保護法のもと不妊手術を受けた可能性がある人や、その家族・支援に関わる関係者が対象である。旧優生保護法を巡ってはおよそ2万5000人が不妊手術を受けたとされ、最高裁大法廷が今月旧優生保護法は憲法違反として国に賠償を命じる判決を出したことから、声を上げられていない被害者を救いたいと企画された。弁護団・関哉直人弁護士は「色んな事情で相談できなかった方がいる。ようやく国の責任がはっきりと示された」などと話した。