NHKが先月行った世論調査では、夫婦別姓について「賛成」62%、「反対」27%だった。年代別では60代までは賛成が70%を超えたが、70歳以上は48%だった。かつて選択的夫婦別姓に関する裁判で、夫婦が同じ姓を名乗ることに関して剛健とした元裁判官の山本康幸さんは、選択的夫婦別姓に関して基本的な家族の価値観に関わり、戸籍などにも影響するため、国会などで議論すべきとした。また同じ裁判で夫婦が同じ姓を名乗ることを違憲だと考えた元裁判官の櫻井龍子さんは、選択的夫婦別姓に関して今後国会が動かない場合国会の怠慢ということで違憲という判断になるかもしれないと語った。今後司法と立法の場でどのような判断になるのか、今後も注視が必要になる。