今回の寒波の特徴について小林さんは「立春のころの寒波と同じでとにかく長い。長期滞在型の寒波が今回の特徴でもある。上空1500m付近でマイナス6℃以下の寒気は降るものがあれば平地でも雪の目安。今回の寒波は1週間ぐらい居座りピークが2回ある。はじめのピークはきょうから明日。明日以降は少しだけ寒波が北上する。ただ次の土曜日から3連休はまた強い寒気に覆われる。3連休以降はこの寒波の影響はなくなってくる。」などと解説した。寒さについては「前回の寒波よりは少し弱い。上空1500m付近の気温がいつものこの時期に比べると8℃くらい低いので真冬並みの厳しい寒さのところが多くなる。」と話した。雪のかたまりが5mの高さから車の上に落とす実験映像では車の上部が落雪の衝撃で凹んだ。大人が乗っても壊れない木箱に高さ2.6mから雪のかたまりを落とす実験では木箱が壊れた。雪のかたまりは重さ30kgだが落雪の衝撃は500kg以上に相当するという。雪が積もった屋根の直下で作業するときは細心の注意が必要。またどうしても作業を行う場合には複数人で行い、屋根の雪の状態を確認する人を配置するなど安全管理の徹底を。今回の寒波による関東への影響について小林さんは「東京など関東の平野部は厳しい寒さに注意。明日からは5日連続で10℃未満。2月中旬以降に10℃未満が5日連続で続くと9年ぶりとなる。」などと話した。