日本火山学会主催の講演会がおととい松本市で開かれ、約130人が集まった。名古屋大学大学院地震火山研究センター・前田裕太准教授は長野県内の活火山について最新の観測結果を紹介し、御嶽山ではことし1月に火山性微動が発生して以降震源の分布が変わったことから水蒸気などの流体が上昇する経路が新しくできた可能性があることなどを説明。松本大学・入江さやか教授は明治から大正にかけて繰り返した焼岳の噴火では、県内の主要産業だった養蚕業に火山灰が大きな影響をもたらしたことを紹介し、「生活や産業への影響を考慮してどのように備えるのかを普段から考えておくことが重要だ」と訴えた。
