能登半島地震の被災地に静岡県歯科医師会が派遣した口腔ケアの専門チームJDATが入った。JDATはデンタルで歯に特化した災害支援を行う。この日は避難所などを巡回していたが途中地震が発生、警戒を続けながら7人ほどの被災者が寝泊まりする狼煙町の集会所を訪問した。アセスメントという状況把握を行い状況に応じて治療するという。珠洲市ではほぼ全域で断水が続く歯科医院は1つも開いておらず歯磨きなどの口腔ケアができないと誤嚥性肺炎を発症することもあるという。約200人の災害関連死が出た熊本地震では3割ほどが肺炎などの呼吸器系の疾患だった。歯科衛生士の金森さんはある程度のコミュニケーションを取ってからでないと口の中のことを話してくれないので世間話から介入してニーズを聞き出すのが大切と語った。