経団連など経済3団体の新年祝賀パーティーが開催された。経済同友会・新浪代表幹事は中小企業の“賃上げ定着”に注目、「消費者物価指数を上回る賃金をしっかりと定着させることが不可欠。中小企業の賃上げがカギになるのではないか」。去年の春闘では5%を超える高水準の賃上げを実現したが物価高の影響で実質賃金は上がらず。各企業のトップからは賃上げを検討する発言が相次いだ。三井不動産・植田社長は「25年度は5%を超える賃上げを目指していきたいと思っている」。アサヒグループHD・小路会長は「アサヒビール社が6%の賃上げを行ったので昨年を目指して賃上げを労使で交渉していく」。SWCC・長谷川社長は「24年は5.3%の賃上げとなった。今年はできればそれを超えていく賃上げを実現したい」。DeNA・南場会長は「一貫して一律の賃上げということではなく成果を上げた、張り切っている人に思い切って報酬を取ってもらう。頑張った人が報われる会社でありたい」などとした。