中国の不動産問題が地方銀行の財務に色濃くなってきた。日本経済新聞が27行の決算を分析したところ、去年12月末の不動産向け不良債権は1年前から約3割増となった。体力が削られ融資を増やせず、中国の景気回復の足かせとなりそうだ。中国株は直近の経済指標が市場予想を上回り、2月の安値から上昇している。ただ経済再開で強含んだ23年前半も不動産大手の信用不安が表面化し、腰折れした経緯があることから不動産不況が今後の足かせ要因になると懸念する声も出ている。(日経電子版)
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