国内企業が従業員の賃上げと製品値上げを同時に進める動きを強めている。大和総研の試算によると、企業の生産コストは7~8月に前年の同時期に比べ1.6%上昇したが、人件費の上昇が最大の要因となった。原材料の価格高騰が一服するなかで、企業の費用構造や値上げの背景に変化が生じている。一方足元では円安の修正で輸入インフレが落ち着きつつある。輸入インフレが一服した後も賃上げ分の価格転嫁が続くかが焦点となりそう。(日経電子版)
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