中古マンション市場で完成後間もない超築浅物件の売り出しが増えている。東京と大阪で築1年以内に売り出された物件は10年前と比べて3.7倍に増えた。新築物件の供給が減少していることで中古マンションの需要は高く価格が上昇しているため、投資家が転売による利益を見込んで短期で売買しているとみられる。一方で居住目的の消費者が物件を買えなくなることを防ぐため、新築物件では転売目的での購入を制約する動きが不動産各社の間で出始めている。住友不動産では引渡しから5年間の転売を禁じる転売禁止条項を導入している。(日経電子版)