中国企業のサプライチェーン支配が再生可能エネルギー分野にも広がっている。日本経済新聞が去年の主な製品サービスの世界シェアを調べたところ、太陽光パネルや風力発電機の分野で中国勢が上位を独占した。調査の対象は世界の経済活動にとって重要な最終製品やサービスなど71品目で、上位5社のシェアを調べた。このうち、中国勢のシェアが3割を超えたのは13品目に上った。特に台頭が目立つのが再エネ分野だ。太陽光パネルは前回調査では上位5社のうち4社が中国勢。今回は上位5社を独占。中国勢のシェアの合計は59%余りで7.5ポイント上昇した。