午前の日経平均株価など午前の終値を伝えた。平野さんは「ダウ128ドル安と史上最高値に対する利益確定売りに押されたが、S&P500は14ポイント高と連続して史上最高値を更新。ナスダックも185ポイント高と11月11日以来の史上最高値となった。注目の11月ISM製造業景況指数は、48.4と9月の46.5を上回り10月の建設支出も前月比プラス0.4%と9月のプラス0.1%を上回った。欧州ではフランスの11月製造業PMI、ユーロ圏ともそれぞれ速報値と一致、ドイツ・イギリスは速報値を下回ったが、欧州3指数はドイツDAXの1.56%高を筆頭にプラスの引け、ドイツDAXは史上最高値を更新」などと話した。また、日経平均については「きのうは一時3万8,000円を割る場面もあったが、その後急激に戻して失速することもなく、引けは3万8,500円台乗せと空気が一変した。これで75日移動平均線を下回らずに上方乖離のまま。また、この日は銀行株が買われた。金利高という恵みの雨で収益力を伸ばせると市場はみている。デフレ脱却相場からインフレ相場へ移行する典型的なパターン。きょうの日経平均はナスダックの史上最高値で昨日弱かったハイテク株が買われ、一気に3万9,000円を超えて25日・200日(移動平均線)もプラスとなり、総合乖離もプラス転換となった。いよいよ師走相場に入ったが、過去10年間の大納会の終値を11月末日と比較すると、700円以上上がったのは21年・22年・16年で、700円以上下がったのが20年・18年・15年となり互角。しかし1959年からの長期の月間騰落で見ると、1月が圧倒的に高く12月は3番目、3月も2番目に強い数字となっている。時代が変わったとはいえ、今年は昔の姿を取り戻せるか注目」と話した。伊藤園は5-10月期決算で純利益がコスト増により18%減益だったが、値上げが寄与して8-10月期に増益に転じている。