午前9時から行われる予定だった予算委員会の集中審議。岸田首相も姿を見せたが議員の姿はほとんどない。開会が遅れたのは立憲民主党が自民党小野寺予算委員長の解任決議案を提出したため。小野寺予算委員長はきのう新年度予算案についてきょう衆院予算委で採決することを職権で決めた。新年度予算案はあす中に衆院通過すれば憲法の既定で年度内に自然成立することになる。これに対して立憲民主党は審議不十分にもかかわらずきょう採決する日程を強引に決めたのは容認できないなどと反発。そして、午後1時すぎから衆院本会議で始まった決議案の審議。趣旨弁明を行ったのは提案者の1人立憲民主党の山井和則氏。趣旨弁明は3時間近くに。衆院で最も長い時間だった。採決の結果、解任決議案は自民・公明・維新などが反対。立憲・共産・国民などが賛成。結果反対多数で否決。小野寺委員長は「自然成立が確定すれば4月を待たずに自治体を含めて復興事業を進めることができる」などコメント。一方、国民民主党の榛葉幹事長は「こういう昭和の政治をまだ延々とやっていると潮目が変わってしまう」などコメント。解任決議案の審議で遅れていた午後の政倫審は午後5時過ぎに再開。そして、午後5時半過ぎには衆議院予算委員会の集中審議が当初の予定から8時間半遅れで開始に。
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