日本共産党の山下芳生氏は、自民党の議員の多くが多額の裏金を作っていたことについて、民主主義を土台から壊す深刻な問題と指摘した。そして政倫審で、塩谷氏が「1996年以前に還付金はなく、国政復帰した2003年にはあった」、松野氏が「2000年に初当選し初めて還付金を知った」と発言していたことから、裏金システムは1996年10月~2000年6月の間に出来たと推察した。その上で、1999年、政治資金規正法の改正があり、政治家個人への企業・団体の献金が禁止され、抜け道としてこのシステムが生まれたなら、森喜朗氏が清和会会長だったときではないか、と指摘した。岸田総理は、現在の調査では森氏の直接的な関与は出ていないが、今後も引き続き聞き取り調査をするが、誰に対してなど、具体的な聞き取り内容については明らかにしないとしている。山下氏は、森氏の証人喚問を求めた。続いて、山下氏は沖縄・うるま市 石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を作る計画について、地元には何も知らされておらず、沖縄県議会は計画の白紙撤回を求める意見書を提出していることを明かし、住民のことを考えていない行為と非難した。岸田総理は、今後も検討・丁寧な説明を行うよう、防衛省に指示をするとしている。
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