3つの補欠選挙の結果は今後の国政に大きな影響を与えることになる。選挙戦では政治と金を巡る岸田政権の対応などが問われる。自民党は唯一候補者を擁立した保守王国の島根1区で議席を守れるかが焦点となる。裏金事件で逆風が吹く中、昨日推薦を決めた公明党と連携し信頼回復に向けた取り組み、賃上げ、外交の成果などを訴える考え。負ければ6月解散もにらむ岸田総理大臣の戦略に影響を与える他、今の執行部への責任論も浮上するなど党内政局が加速する可能性もある。立憲民主党にとっても次の衆院選に向けた試金石となる。今回は、3つすべてで共産党が立憲候補を支援する形で協力が進み、島根では事実上の与野党一騎討ちとなるため、幹部が相次いで応援に入る総力戦となっている。泉代表としては3戦全勝し政権交代につなげたい考え。日本維新の会は野党間連携には加わらない方針。国民民主党は協力には主要政策の一致が重要とし、立憲や共産が組んだ候補は応援できないとしている。
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