きょう告示された衆院補選は、東京、島根、長崎の3つの選挙区だ。自民党の派閥をめぐる裏金事件後、初となる国政選挙で、結果が今後の岸田首相の政権運営などに多く影響することが予想される。裏金事件で、谷川弥一氏が辞職した長崎3区の補選は、立憲民主党と日本維新の会の2人が立候補し、野党同士が争う構図となった。自民党は、東京15区と同様、長崎3区でも候補者の擁立を断念した。3つの補選のうち、所属議員の不祥事が引き金となった2つの選挙区が不戦敗となった。事実上の3戦全敗を避けたい自民党は、細田前衆院議長死去に伴う島根1区の補選では、候補者を擁立した。自民党と立憲民主党による与野党の一騎打ちとなった。自民党の中堅議員は、島根で負けたら、事実上全敗だから、もう総裁選が終わるまで選挙なんて無理だなどとしている。補選の投開票は、28日に行なわれる。
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