きょう総理大臣に就任する自民党・石破茂総裁はきのう新しい執行部の会見で「10月27日に解散総選挙を行いたい」などと選出前の異例の発言をした。総裁選前には慎重な姿勢を見せていただけに野党からは批判の声が上がっている。与野党は今日招集される臨時国会の会期について協議、与党側は「来週水曜日までの9日間としたい」と提案した。総裁選では解散前に予算委員会開催に前向きだった石破氏だがこの日程で実現するかは見通せない。石破氏の脇を固める森山幹事長や小泉選対委員長はいずれも早期解散論者で新しい執行部に慎重論を唱える人は見当たらず党内基盤の弱い石破氏は自分の考えを曲げてでも従わざるを得なかったとみられる。自民党が新総裁のもと一致団結できるかは不透明で特に入閣ゼロとなる安倍派からは恨み節が聞かれたという。野党の間では候補者を一本化して与野党一騎打ちへ持ち込む動きが加速している。れいわ新選組の山本太郎代表は「自民党とは詐欺師であり、統一教会であり裏金泥棒でありサタンだ」、教育無償化を実現する会・前原誠司代表は「信頼が崩れていく第一歩になると思う」などと述べた。
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