投開票まで4日となった自民党総裁選挙。票の半数を占めるのが党員票である。党員投票を郵送で行う場合、党側はあすまでに投票用紙を投かんするよう呼びかけていて各陣営は獲得に向けて追い込みをはかっている。小林元経済安全保障大臣は東京千代田区のJR有楽町前で街頭演説を行った。茂木前幹事長は党所属の国会議員の事務所を回って個別に支援を求めたほか、指示する議員が会合を開いた。この中で梶山元経済産業大臣や新藤政調会長代行らは情勢を分析し「国会議員票」の上積みに向けて働きかけを強めていく方針を確認した。林官房長官はバドミントンのオリンピック元日本代表と対談を行った。高市前経済安全保障担当大臣は態度を明らかにしていない議員を中心に電話で直接支持を呼びかけた。また麻生最高顧問の議員会館の部屋を訪れて会談し、麻生派の一部議員が自らの陣営に加わっていることに謝意を示すとともにさらなる支援を要請したものとみられている。小泉農林水産大臣は犯罪被害者の遺族らで作る会のメンバーと面会し、前回の総裁選挙に立候補した上川前外務大臣も同席した。あす・あさってはフィリピンを訪れ、日中韓とASEANの農相会合に出席するという。“総裁選後”の動きもあり、自民と立民の国対委員長は首相指名選挙の日程を協議した。立民は来月中旬にも行うよう求めたのに対し、自民は“重く受け止める”と応じた。このあと立民・維新・国民の国対委員長が会談となり、首相氏名選挙について立民は“一致した対応”を提案したのに対し維新・国民は“野党間連携に慎重姿勢”を示した。これにより自民新総裁が首相に氏名の公算が大きくなった。
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