本格的な雨のシーズンを前に、生活に欠かせない車を水害から守る取り組みが広がり始めている。県内に甚大な被害をもたらした2022年9月の台風15号で望月秀美さんの自宅は浸水し、3台の車が水没した。JAFの調査によると、2022年の台風15号では2000台を超える車が被災し県内の約3万台が浸水した。静岡市清水区にある自動車販売店では台風15号のあと、被災した車の対応に追われたという。こうした災害の教訓をもとに、静岡市も動き出している。静岡市は水害時の車の避難場所として立体駐車場を使えるよう、商業施設「マークイズ静岡」と協定を締結した。水害が予想される場合、マークイズ静岡の
6階駐車場の一部200台分が開放され無料で車を止めることができる。望月さんは大雨の前に車を協力駐車場などに避難させている。
6階駐車場の一部200台分が開放され無料で車を止めることができる。望月さんは大雨の前に車を協力駐車場などに避難させている。