前回は中小受託取引適正化法を調査したが、今回は取引適正化の取組を詳しく調査。まず伺ったのは日本自動車工業会の加藤貴己さん。日本自動車工業会と日本自動車部品工業会が連名で適正取引のサプライチェーン全体への浸透に向け、取引先との「明示的な協議」の推進を発表した。続いては取引上のトラブルについて専門の相談員や弁護士がアドバイスを行う「下請かけこみ寺」で昨年度の相談件数は年間およそ1万2,000件であり10年前の2倍以上に増加しているという。伺ったのは下請かけこみ寺の大槻宏実さんで相談の4分の1は代金トラブルとのことだった。また取引適正化について中小企業庁の佐藤純也さんに伺うと「今後取適法を広く認知させ受注側に負担を押し付けるような商慣習を一掃することで適正な価格転嫁を後押ししていきたい」と話した。
住所: 東京都港区高輪1-16-15 自動車部品会館5F
URL: http://www.japia.or.jp/
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