羽田空港には大掛かりな整備のための施設「格納庫」がある。足場に囲まれているボーイング787、重整備と呼ばれる定期点検が行われていた。エンジンや翼は勿論、客室のシートやトイレまであらゆる部分を徹底的に整備する。今回の作業は、6000回のフライト・または36カ月ごとに実施されるもの。他にも1カ月もの長期にわたるオーバーホールに近い整備もある。格納庫での整備を担当する山口直裕さん、入社21年整備グループの指導的な役割も果たすベテラン。一等航空整備士の資格を持つ山口さん、ヘルメットにはA350を始め5機種もの資格を有する証があり、JALでも数名しかいない精鋭。