日本製鉄はUSスチール株主総会や関係当局の承認などを前提に、来年4月から9月の間にUSスチールを子会社化するとしている。ホワイトハウスで大統領に経済政策の助言を行う国家経済会議のブレイナード委員長は21日声明で”USスチールは米の安全保障に不可欠な鉄鋼製造の中核”だと指摘した。そして”バイデン大統領は外国企業による買収は同盟国であっても安保・サプライチェーンへの潜在的な影響の観点から真剣な精査に値すると考えている”と強調した。その上で”米政府の外国投資委員会が調査するという見通し。結果次第では必要な行動を取る用意がある”としている。買収合意をめぐっては、USWが批判する声明を発表している。