日銀は2日目の金融政策決定会合で追加利上げを行うかについて検討し、判断を行う見通し。日銀が追加利上げに踏み切るのではないかという観測が強まったことを受け、円相場では円買いが進み、現在、1ドル=152円台後半で取引されている。円相場は昨日夕方に154円台後半だった水準から、およそ半日で2円以上円高に動いた。円高進行を受け東京株式市場では輸出関連銘柄に売りが広がり、日経平均株価は一時500円を超えて値下がりした。日銀の植田総裁は“物価と賃金が安定して上がっていく確実さが高まることが追加利上げの条件”としている。“日銀が目標とする2%の物価安定目標は実現しつつある”との見方が広がる一方、“賃金や消費の動きをもう少し時間をかけて見極めるべきだ”との声も強いのが現状。日銀は、政策金利を0.25%程度に引き上げる案などについて慎重に検討を行うとみられる。市場関係者からは“利上げが決まれば1ドル=150円を割る可能性もある”との声が上がる中、日銀は間もなく決定内容を発表する。
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URL: http://www.boj.or.jp/
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