この半年で15円近く下落した円相場。今日は一時1ドル145円と8ヶ月ぶりの円安を記録した。アメリカ経済指標が上振れし金利が上昇したことで、円売り・ドル買いの動きが加速したことが原因とみられている。1ドル145円台は昨年9月の為替介入時と同じ水準で、専門家は「来週中にも為替介入がありうる」と指摘。ドル円を巡っては植田総裁が大規模金融緩和の継続を決定したことやFRBが利上げを継続したことなどが予想を困難なものとしているが、為替介入によって時間を稼いでいる間にアメリカ経済に変化が起これば円高に転じる可能性もあるという。一方で、他の専門家からはグローバルインフレの状況を考慮し150円程度はありうるとする声も。