佐野さんのきょうの経済視点は『チャレンジング』。佐野さんは「昨年12月7日の国会答弁で植田総裁が年末から来年にかけてチャレンジングだと発言され、早期の金融政策正常化に前向きだと市場がとらえた。しかし12月15日の決定会合後の記者会見について今後の仕事の取り組み姿勢一般について述べたと火消ししている。植田総裁は市場との対話に苦労している印象がある。日本語固有の難しさがある。英語であればもう少しうまくいっていたのではないかと思う。細かな変化で決め打ちするのは良くないと思う。マイナス金利政策の解除に向けて日銀関係者の情報発信には慎重になる必要がある」などと述べた。松本さんのきょうの経済視点は『風が吹けば桶屋が儲かり金利が下がれば財が動く』。松本さんは「今後の日本株の物色点を注目しながら書いた。円高が2024年の日本の企業業績に重石になるとみられるなかで製造業が業績を改善するためにはアメリカの住宅市場を活性化する必要がある。消費者の関心が飲食や旅行などサービスに向かった。2023年は自動車以外の製造業が厳しかった。その根にはアメリカ、中国で家が売れないということで家具、家電が売れない。中国の不動産デベロッパーの経営不振は簡単に変化するのは難しいがアメリカ、ヨーロッパの住宅不振はほとんどが中央銀行の強い利上げによって押し下げられている部分が大きいので利下げによって活性化してくる可能性は高い。住宅が売れると素材が動くので非鉄金属や化学は注目」などと述べた。