現在の円相場で1ドル=155円台の半ばとなっている。きのうは154円台の後半で円安が進んでいる。きょう行列ができていたのは都内の両替所、外貨両替インターバンク。列に並んでいた男性は大掃除で見つかった外貨を円に替えるためにやってきた。歯止めの利かない歴史的な円安。円相場は昨日夜、1ドル=155円を突破し、きょうもおよそ34年ぶりの円安ドル高水準を更新している。家計への影響を心配するのは青果店の利用客。大権商店では円安の影響などで特に輸入品のフルーツが高騰。1つ50円だったレモンは今は77円。190円だったブドウは200円を超えた。円安による値上げの波で食卓になじみ深いバナナも高騰。バナナを系列店合わせて1日1000本使うというバナナジュースの店「sonna banana」では円安による高騰で1年ほど前に100円値上げ。しかし、このまま円安が続けば更に値上げを考えないといけなくなる。この円安に市場では政府日銀による為替介入への警戒感が高まっている。渡邊キャップは「アメリカが利下げ、または日銀が利上げしていまの円安の流れを本質的に変えることにならない」と分析する。