日経平均株価が史上初の4万円超え。約34年ぶりに最高値の記録更新。生成AIに欠かせない半導体メーカーの業績が伸び、株価は上がったが円安は加速。その要因の1つが、日本銀行が発表したマイナス金利の解除。だがちょっとしか金利を上げなかったため、円安の要因でもある日米の金利差が縮まらなかった。その後も円安の勢いは止まらず4月には34年ぶりに一時160円台に。そこから日本銀行が為替介入を行い一旦円安が落ち着いたが、また160円位に戻っている。円安が続いているのは、アメリカがインフレを抑えるために金利を上げたが、日本は低いままで金利差が大きく、その差で儲けようとする投資家が円を売りドルを買う動きが進んだから。年内には円安の動きが止まる可能性が高いと見ている専門家は多い。今アメリカのインフレ率が低下傾向にあるため、夏以降に金利を下げる可能性がある。一方で日本はさらに金利を高くするかもしれないため、今ほどの円安にはならないという見方もある。だがそれほど金利差は縮まらないため、しばらくは円安は続くと一般的に見られている。