2日続けて史上最大の下げ幅に上げ幅と、株価が乱高下する中、きょうの日経平均株価は、寄り付き後に一時900円以上下落。しかし、その後は一転し、一時1100円以上大幅な値上がりとなった。急騰のきっかけは、日銀の“さらなる利上げが遠のいた”との見方が市場で広がったこと。日本銀行・内田眞一副総裁は、今後の利上げについて「慎重に考えるべき要素が生じている」とも発言。こうした内容を受け、日経平均は結局きのうの終値より414円高い3万5089円で取引を終えた。市場関係者は、「投資家の不安感は依然高い状態、荒い値動きがしばらく続く」との見方を示している。