きょうの臨時閣議で新内閣発足に伴う副大臣と政務官の人事を決定した石破茂総理はあす、初めてとなる所信表明演説に臨む。演説では「納得と共感の政治」を目指し、これまで自身が訴えてきた政策を訴える見通し。関係者によると、地方創生に向けた交付金の倍増を目指すことを訴えるほか、物価高の影響を受ける低所得世帯への支援策、物価上昇を上回る賃上げの実現に向けた決意などを表明する予定。一方で、総理就任後発言のブレが指摘されていて、きのうは日銀の植田総裁と会談したあと「個人的な考え」と前置きしたうえでの「追加の利上げをするような環境にあると考えていない」という発言によって日銀の追加利上げの時期が遅れるのではとの見方が広がり円安が進行した。