門田さんのドル円予想レンジは141.90~145.60円。門田さんは「ドル円の変動要因を分解してみますと、アベノミクス以降、日銀のQEや日米金利差拡大による部分が20円程度の押し寄せ要因となりました。2023年以降、金利差が横ばいでもドル円は上昇していましたが、これは株高による要因でした。つまり、リスクオンの安全通貨売りが、円安のドライバーになっていると考えています。円が安全通貨でなくなったのではないかという議論もありますが、株高で円安になったことを考えると、円が安全通貨になったと考えられます。急激な円高が進んだ背景にも株安が主なドライバーだったことですが、それでも年初からの円高を受けても、ここ数年の円安の株高から来た部分は残っていますので、関税交渉によるリスクオフは残っています」などと話した。