日銀は今日の金融政策決定会合で現状0.5%程度としている政策金利を据え置く決定をした。据え置きは2回の連続。植田総裁はアメリカの関税政策などをうけた世界経済の減速により、日本企業の収益が下押しされると指摘し、政策金利を据え置いたと説明した。関税の影響を踏まえ、2025年度の実質GDPの成長率予測を0.6ポイント引き下げ、0.5%と大幅に下方修正した。経済の減速に伴い、目標とする2%の物価上昇が持続的・安定的に実現する時期は1年程度遅れるとの見通しを示した。中長期的には物価の上昇が予想されることから、利上げをしていく方向性は維持するとしている。