ナウキャスト創業者・取締役(東京大学名誉教授)・渡辺努さんに話を聞く。足元はイラン情勢で毎日為替は変わっている。5年、10年みたときの為替レートがどう動いてなぜなのかを紹介する。実質為替レートの解説。安い日本というのは、実質為替レートの話。生活に直結する大事な変数である。円の実質実効為替レートのグラフの紹介。バラッサ・サミュエルソン仮説の解説。非貿易財の価格が貿易財の価格との対比で上昇し、実質為替レートの円高化させる。90年代の円高の研究はあるがバラッサ・サミュエルソン仮説で説明できる。シンプルに反対を考えることもでき、日銀の多角的レビューがあるが、正しくなさそうだとわかってきた。今年1月カリフォルニアのキクチさんという先生が発表した論文によると、円安トレンドに反転する現象は説明つかないと確認された。円安トレンドの真の原因はどこにあるか。有望な仮説は賃金のゆがみではないかという。賃金の値切りがある場合の貿易財、非貿易財の解説。河野龍太郎さん、厚労省も生産性が上がっているのに賃金が上がっていないといっている。今後、この数年間、賃上げが行われているので賃金と生産性の乖離が直ってくる。トレンドも直ってくる、場合によって円高トレンドに安定することもありえる。仮説がどれくらいあてはまるか注目だ。5年、10年のトレンドの話だ。
