10月の日銀の利上げを見送る方針とのニュースについて。9月のCPIがきょう発表されるが、渡辺さんは「CPIの動きを長めで見ていただくと、22年の春から始まり第1波・第2波を今まで経験してきた。今の局面は第3波が7月から始まったので、いま登っているところ。9月の数字がきょう出るが、だいたい見通し通りの数字が出ると思われる。日銀としては上り坂のインフレが加速するところで利上げを進めていきたいということだと思う。ただ、年内にはもう1回の利上げを考えているんじゃないかと思う」などと話した。足元のインフレ率については「7月に値上げが相次いだが、それから10月頭にもう一回値上げが相次いだ。それを日次の物価で見ると、7月と10月に数字が訂正されているのが分かる。現状は10月の頭の値上げにより、前年比で3.5%くらいのところまで上がってきている」などと話した。井上さんのきょうの注目は「10月の金融システムリポート」で、「日銀の金融システムリポートは年に2回出されているもので、前回4月の時は日本の金融システムについては『全体として安定性を維持している』としていた。前回のレポートにあった借金有る無し別の企業数を見ると、無借金・実質無借金の数が2000年の時は3割弱だったが、2024年の段階で5割弱まで増えてきているのが分かる。ストレス耐性という意味では確実に強くなっていると言えると思う。一方、各国の経済政策面・中東情勢など地政学的リスクなどは丁寧に見ていく必要があると思っている」などと話した。
