何もない空間に感触を生み出す技術について、小泉は、これまでの触覚に関する技術は、グローブのようなものを装着して刺激を受けることが一般的だったが、今回の発表では、超音波を使って空間に触覚を再現していることが興味深いなどとし、没入体験を楽しめるゲームへの活用のほか、アパレルのECなどで、洋服の肌触りを再現するなど、多方面での利用シーンが考えられるなどと話した。騒がしい環境でクリアな音声が得られる技術については、小泉は、2018年頃から一部再現されている技術、今後は、レストランなどの賑やかな場所でスタッフがインカムで指示を行う場合や、建設現場などでも活用できそうだなどと話した。実用化について、小泉は、視覚や聴覚、触角を使って、仮想空間に没入すると、没入感が大きい、2030年までに拡張現実の市場は1600億ドルにものぼると言われている、AIの技術と融合することで、より自然で没入感の高い体験が生み出されそうだなどと話した。