大阪・関西万博の会場では来場者によるトラブルも増えているという。会場警察隊がパトロールをしていると、大声を上げている男性がいた。理由を聞くと「走ったのにオランダ館に並べなかったから」というものだった。会場警察隊の三宅孝典巡査部長は「人が増えていくにつれて、取り扱う件数も増えている。待ち列でのトラブルや、殴り合いという事案も発生する」などと語った。警察官は近年本格導入された「ポリストリプルアイ」と呼ばれるもの装備していて、グループ通話や高画質カメラ、翻訳アプリなど20以上の機能を搭載している。通話機能は無線よりも幅広い場所で使用可能で、チーム全員がリアルタイムで現場状況を把握できるという。最新技術の見本市とも言われる万博では、警備の面でも様々な取り組みを導入してきた。会場周辺には約250人の大阪府警会場警察隊や約2000人の協会警備隊、核・生物・化学テロ対策班、サイバーセキュリティー対策チームを配置。防犯カメラも1000台以上導入され、上空からの危険にはドローン専門の対策部隊、海からの危険には大阪水上警察署と海上保安庁が連携し警戒にあたっている。日本館の警備には「ヘッドマウントディスプレイ」が導入されている。ボディーカメラや防犯カメラ、警備ロボットからの映像、要人の顔写真や動線情報を表示することができ、トラブルを未然に防いできたという。
