2025年10月11日放送 11:55 - 13:30 日本テレビ

サタデーLIVE ニュース ジグザグ
▽公明“連立離脱”石原伸晃氏が生解説

出演者
林マオ 小澤征悦 高岡達之 橋本雅之 足立夏保 吉積夏帆 
今週の注目ニュース5選
月曜日 日本人ノーベル賞ラッシュ!

ノーベル生理学・医学賞に選ばれたのは、大阪大学の坂口志文特任教授。「制御性T細胞」を発見した。この細胞は、関節リウマチなどの自己免疫疾患やアレルギーなどに対する予防、治療への応用に期待されている。妻と二人三脚で進めた研究。さらに、京都大学の北川進副学長がノーベル化学賞に選ばれた。極めて小さな穴を無数に持つ「多孔性材料」の作製に世界で初めて成功。大原パラヂウム化学では、多孔性材料を実用化し、臭いを消す製品を開発、販売している。

火曜日 衝突・脱線事故 原因は「設定ミス」

東急田園都市線で起きた衝突・脱線事故。回送列車が車庫へ向かっていたところ、速度超過を示す信号が出たため自動で停車。その際、列車の後部が渋谷行が通る線路にはみ出した。そこに走ってきた渋谷行の列車は急ブレーキをかけたものの間に合わず、衝突したという。東急電鉄は、10年前のシステム改修の際、衝突を避けるための信号に設定ミスがあったと説明。チェック体制の強化などを検討している。

水曜日 散歩中の女性 背後からクマが…

秋田県大仙市の防犯カメラの映像。82歳の女性が散歩をしていると、クマが背後から襲いかかった。女性は後ろから走ってきた車の運転手に助けられたが、顔をひっかかれ病院に搬送された。

木曜日 八丈島に台風直撃 新たな台風も…

台風22号は伊豆諸島を襲った。気象庁は一時、八丈町に「大雨特別警報」を発表。さらに八丈島では最大瞬間風速54.7mを観測。建物の壁が吹き飛ばされるなど大きな被害が出た。また、13日ごろにかけて、台風23号が伊豆諸島に接近するおそれがある。

金曜日 1日で130件超 クマ目撃情報

体長約1.7mのヒグマ。北海道の市街地に出没していたとみられ、猟友会が設置した罠にかかっていた。秋田県でもクマの親子が出没。秋田県内ではきのう1日だけで132件の目撃情報が寄せられている。東北を中心にクマの出没が相次いでいて、厳重な警戒が必要。

NEWS
コメンテーターの紹介

コメンテーターは、東京大学大学院・准教授・斎藤幸平、ジャーナリスト・大門小百合、元衆議院議員・金子恵美。ノーベル賞に日本人2人が選ばれたことについて、大門は「科学技術は国の競争力の根幹。これを見て、理系の学生が増えるといい」などとコメントした。

決裂 自公“連立解消”なぜ?

きのう、自民党と公明党の連立協議が決裂。26年間続いた連立関係は幕を閉じることになった。元自民党幹事長・石原伸晃と徹底分析する。高市早苗自民党が始動。高市総裁が約22年乗っていた愛車「STスープラ」が今、地元・奈良に展示されている。総裁に決まった翌日には見物客が4倍に増えたという。

混迷 公明“連立離脱”高市総裁はやくも難局

26年間続いた自民党と公明党の協力関係が白紙に。きのう、公明党・斉藤鉄夫代表は自民党・高市早苗代表と1時間半会談。その場で連立離脱の方針を伝えた。政治とカネの問題をめぐり両党は折り合わず、自公連立が終りを迎えた。政界再編に向けた動きが急加速。かつて小泉内閣で幹事長を務めた山崎拓氏は「事態が悪く回転していくと、玉木総理もあると思う」と述べた。国民民主党・玉木雄一郎代表は「内閣総理大臣を担う覚悟はあります」と述べた。

混迷 公明“連立離脱”自公連立26年に終止符

自民党と公明党が連立を結んだのは26年前。当時、公明党はCMで神埼代表が自ら出演し、結党以来、党是として掲げるクリーンな政治を訴えてきた。公明党は支持母体・創価学会の集票力で国政選挙のたびに自民党候補の当選に貢献。第2次安倍政権以降の約10年間、自公は国政選挙で8連勝。2022年、自民党の政治とカネの問題が発覚。協力関係は継続されたが、去年の衆院選以降、直近の大型選挙で3連敗。そして先週行われた自民党総裁選挙で高市新総裁が誕生。公明党は連立継続にあたり懸念として、政治とカネの問題、外国人政策、靖国参拝などの歴史認識を挙げた。そして火曜日、外国人政策と歴史認識については折り合いがついたが、きのう、政治とカネの問題は折り合いがつかなかった。公明党は自民党に対し、企業・団体献金の受け手を党本部と都道府県連に絞るという規制強化の案を提示。しかし、自民党側からは「検討する」という回答しか得られなかった。再来週以降に行われる総理大臣指名選挙では、高市総裁ではなく、公明党の斉藤代表に投票するとした。連立政権が駆け出しの頃、自民党の幹事長として公明党と向き合ってきた山崎拓氏。連立解消が発表された前日、高市新体制の問題点を指摘していた。公明党が連立から離脱したことで、高市総裁が総理になれない可能性も。ここで野党がまとまれば政権交代も視野に。立憲民主党・安住幹事長は各党に対し、総理大臣指名選挙での野党一本化を呼びかけ、今後、公明党とも意見交換したいと述べている。

混迷 自公連立“解消”次の首相は誰に?絡み合う思惑 石原伸晃氏と分析/混迷 自公連立“解消”「政治とカネ」で決裂 絡み合う思惑 石原伸晃氏と分析

26年の自公連立に幕。元自民党幹事長・石原伸晃氏に各党の本音を緊急分析してもらう。火曜日、連立継続に向けた協議が自民党、公明党で行われた。このとき、公明党からは3ついの懸念が示された。靖国神社参拝など、外国人政策については認識を共有できたが、政治とカネの問題では溝が埋まらなかった。おととい、高市総裁は公明党と太いパイプを持つ菅元首相、岸田前首相と相次いで会談し、協力を求めたとみられている。そしてきのう、公明党は政治とカネの問題で政治資金規正法公明党案への賛否を求めたが、高市総裁は「持ち帰り協議」と回答。公明党・斉藤代表は「具体的な回答ではない」として、連立政権からの離脱を伝えた。石原氏は「自民党が絶対に飲めない案をぶつけてきた。自民党支持者も公明党支持者も自公連立に飽きがきている」などとコメントした。高市総裁はきのう、「総裁が私でなかったら連立離脱はないのか」と聞くと、斉藤代表は「誰が選ばれていても同じ」と話したという。金子恵美は「一旦リセットするという結論を持ってこの会談に臨んだと思った。政策協議で物別れならば納得できるが、それもしない段階でこういった結果になったのは、結論を出すのは早いのではという思いは高市さんにはあるだろう」などとコメントした。

26年の自公連立に幕。元自民党幹事長・石原伸晃氏に各党の本音を緊急分析してもらう。石原氏は「(公明党の本音について)高市総裁と公明党の支持母体の理念が絶対に合わない。(安倍さんのときは)人間力がカバーしてきた。(高市総裁の本音については)私のこと、そんなふうに思っていたの」「新しい執行部には公明党との人間関係をやる人がいない」、高岡達之は「安倍さんの時も同じ問題はあった。高市さんにしてみれば、人によって変えるのかという思いがでるのではないか」、斎藤幸平は「麻生さんがキーパーソンではないか」などとコメントした。

次の総理大事はどう決まるのか解説。衆参それぞれで首相指名選挙。1回目の投票で過半数を獲得すれば首相選出。過半数獲得できない場合は、上位2人の決選投票(上位2人以外の名前は無効票)。公明党・斉藤代表は「斉藤鉄夫で票を投じる」。立憲民主党・安住幹事長は「立憲、維新、国民、まとまるのであれば、玉木代表も有力候補」。国民民主党・玉木代表は「首相を担う覚悟はある」。衆議院の過半数は233議席。立憲、維新、国民で210議席、自民党は196議席。政権交代の可能性もある。元自民党幹事長・石原伸晃氏は「(高市氏が総理大臣になれる可能性は)80%」などとコメントした。石原氏の考えはパターン1「自民党単独196」、パターン2「玉木氏を首相指名210」、パターン3「自民+国民(+維新?)223(258)」。石原氏は、立憲の思惑は「トホホ」、国民の思惑は「ヨッシャ!…デモ」、維新の思惑は「ドーなってるの?」と分析。石原氏「本来であるならば、野党第一党の党首は野田さん。野田さんで政権交代だと盛り上がるのが成熟した政権交代のある国だと思うが、安住さんが玉木さんでいいと。立民と国民は喧嘩別れしている。原発にしても自衛隊にしても、憲法も。そういう中で野田さんは保守。掌握していないのが立民の人事でも明らかになった。(総理大臣指名選挙は)早くて20、21。へたしたらもうちょっと遅くなる。当初言われていた14、17は絶対にない。トランプ大統領の訪日もどうなるかわからない」などとコメントした。

ジグザグ考論
生激論 万博の成功ってナニ?

大阪・関西万博プロデューサー・落合陽一とともに万博を総決算する。きょうのコメンテーター・斎藤幸平はかねてから万博を批判しているという。明後日閉幕する大阪・関西万博。駆け込み需要もあり、来場者は連日20万人超。万博協会によると、チケット累計販売枚数は2200万枚超。運営収支は最大280億円の黒字の見通し。黒字化を後押ししたのが公式キャラクター「ミャクミャク」。当初は否定的な声も多かったが、会場にはミャクミャクを身につけるたくさんの人が。ライセンス商品の売り上げは約800億円。万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。80を超えるパビリオンが個性あふれる展示を行った。落合が手がけたnull2ではAIが作り出した自分の分身と対話しながら生きるとは何かを問い直す。

今回の万博は様々な課題に直面した。“並ばない万博”を目指していたが“並んじゃった万博”に。予約がないと入るのが難しいパビリオンが多い中、話題になったインドネシアパビリオン。スタッフが自発的に盛り上げる様子が名物に。予約困難な落合のパビリオン。この日は70歳以上の人が予約なしで入場できた。

8月、万博会場が混乱。会場につながる唯一の鉄道路線が停電で運転を見合わせ、約3万人が帰宅困難に。国を問わず助け合いの輪が広がり、来場者もこの状況を楽しもうとする動きが。null2もライトアップや音の演出で盛り上げた。万博は成功したと言えるのか、疑問を投げかける斎藤幸平。会場で見た問題点とは。

総決算「万博」って結局何だった? 成功or失敗 これはを見れば分かる!

ゲストの大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー・落合陽一を紹介した。

大阪・関西万博はどうだったのか、3つのテーマで考える。ROUND1「万博の満足度は?」、落合「4時間も並べるなんて…いのち輝いていますよ」、斎藤「上から目線で反省」。来場者の地域別の割合は海外が6.1%、国内でも近畿が7割近く(博覧会協会の資料より)。大門が「スマホのアプリがダメ。アプリにアクセスするのに何時間もかかる」などとコメントした。

万博協会は運営費1160億円をチケット収入、グッズ販売の権利使用料などで賄う計画だった。チケット販売数は2200万枚、ミャクミャクグッズも貢献し、230億~280億円の黒字となる見込み。会場建設費2350億円は国、大阪府、市、経済界が3分の1ずつ負担。日本館や警備費など多額の税金が投入されている。経済産業省の試算では経済波及効果は約2.9兆円。ROUND2「オカネ事情は?」、落合「4月の時点で黒字化できると思っていた」、斎藤「大屋根リングすごいけど…無駄では?」。

テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。万博でいのちをテーマにしたのは初めて。ROUND3「万博の成功ってナニ?」、落合「万博の意義はこれから生まれる」、斎藤「ミャクミャクでうやむやに」。大門が「この万博で何を学んだのか、しっかり総括しないといけない」などとコメントした。

NEWS
高騰 金1g=2万円超に 史上最高値

今週水曜日から西武福井店(福井市)で始まった「大黄金展」。約1000点、総額数十億円の金製品が展示、販売されている。目玉は高さ約2m、金箔約5500枚を使用した「金箔ゴジラ」。値段は1億1000万円。田中貴金属工業が木曜日の午後2時に公表した金の小売価格は1g=2万1890円。4営業日連続で最高値を更新した。需要の急増で「小型の金地金の販売を一時停止する」と発表。ことしの展示での売り上げは去年と比べ約1.5倍に増えている。

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