2025年9月20日放送 11:55 - 13:30 日本テレビ

サタデーLIVE ニュース ジグザグ
▽値上げの秋!新常識の節約術とは?

出演者
林マオ 小澤征悦 橋本雅之 高岡達之 足立夏保 吉積夏帆 
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速報 小泉進次郎農水相が出馬会見

総裁選の出馬会見に臨んだ小泉進次郎農水大臣。総裁選に向けた決意を述べた。自身の政策については物価高を最初に訴えたうえで9つの政策を発表。物価高対策をめぐっては、所得税を見直し、物価・賃金の上昇に対応して基礎控除などを調整する仕組みを導入するとしたうえで、「あらゆる選択肢を排除せず、政党間の協議を真摯に進める」と野党との連携にも触れた。さらに打ち出したのが「平均賃金100万円増」。他にも石破政権の方針を受け継ぐ政策として、「専任の大臣、十分なエキスパートと予算を有する防災庁を来年度に設立する」と述べた。一方で、この夏の参院選でも争点の1つとなった外国人問題も挙げ、不法滞在問題や不動産取得の透明化などに取り組む意向も示した。他にも子ども・子育て支援の抜本的強化なども掲げた。一方で、去年の総裁選の際に目玉政策として打ち出した「選択的夫婦別姓」「解雇規制の見直し」には触れなかった。

コメンテーターの紹介

コメンテーターは、石田健、大門小百合、金子恵美。

速報 小泉進次郎農水相が出馬会見

小泉進次郎農水大臣が総裁選の出馬会見。金子恵美は「政策面は無難に保守に配慮してきれいにまとめたという印象」などとコメントした。

総裁選 持論封印?5人の“戦略”に変化も…

元自民党幹事長・石原伸晃氏が語る各陣営の戦略、総裁選の裏側とは。

中継 小泉農水相 会見の様子は?

小泉農水大臣の会見場(東京都内)から中継で、出馬会見の様子を伝える。広い会場、報道陣の事前の登録不要のオープンな会見だった。会見で小泉氏は、「国民の声をしっかり聞く必要がある。国民の声を聞けていないのが、今の自民党の問題」と強調。金子恵美は「賃金100万円増は自民党の参院選の公約でもあった。新しかったことは、デフレ時代の発想を変え、インフレ時代へ。税収が増えた分を財源としていく。歳出改革も合わせてやっていくと言っていた」、石田健は「地方、国民の不安がポイント。1人で目立っていくリーダーから、党内の保守派、リベラル派にも配慮しながら総論的な政策を掲げた。それこそが党内融和の鍵になると判断したのだと思う」などとコメントした。

独自取材 元幹事長が語る総裁選のウラ側

総裁選出馬を表明した5人。前回、石破総理に敗れたリベンジを果たそうと各陣営の戦略には変化が。元幹事長が語る総裁選のウラ側とは。前回総裁選2位の高市陣営が掲げるのは「ジャパン・イズ・バック」。きのう出馬会見を行った高市早苗前経済安保担当大臣。物価高対策として、年収の壁の引き上げ、所得税の減税と現金給付を組み合わせた「給付付き税額控除」の検討など野党が主張してきた政策を掲げた。また総理大臣になった場合に、靖国神社への参拝を続けるかについて問われると明言を避けた。高市氏が告示直前に会見を開いた狙いは。元自民党幹事長で総裁選に2度立候補した経験のある石原伸晃氏に見立てを聞いた。石原氏は「見立て。後出しじゃんけんのほうが影響が大きい。(報道で)取り上げてもらえるから」と説明。すでに票の奪い合いは始まっている。高市氏を支持する平沼衆院議員は党員に電話。自民党から離れた保守層の支持を取り戻す意味でも高市氏が総裁にふさわしいと語る。

前回総裁選3位の小泉陣営が掲げるのは「最高のチーム」。きのう、小泉進次郎農水大臣の選挙対策本部の発足式には議員44人が参加。今回、2人の見方が加勢した。加藤勝信財務大臣と河野太郎前デジタル大臣。前回の総裁選のライバル3人が手を組んだ。加藤財務大臣は小泉陣営の選対本部長。さらに斎藤健前経産大臣の姿も。斎藤氏は小泉氏が前回の総裁選に敗れた後も、党の課題について話し合ってきた。「刷新感をどう出せるか。(党の)総力をあげてやっていくことが大事」などと述べた。弱点を補うチームを組み、支持を広げる戦略。元自民党幹事長・石原伸晃氏は「純一郎元首相は、前回も(立候補を)やめろと言っている。ある親族の方が言っていたが、進次郎さんは国に命を捧げるつもりだと。そのぐらい今回はいろいろ考えて立候補したのだと思う」などと説明。

前回総裁選4位の林陣営がアピールするのは「経験と実績」。林芳正官房長官は、1%程度の実質賃金の上昇を定着させることや、「ゼロからの再建」と名付けた党改革を訴える。また、岸田政権、石破政権の政策の流れを受け継ぐとした。前回、石破総理を支持した議員票を取り込む狙いもあるのか。前回総裁選5位の小林陣営が掲げるのは「世代交代」。小林鷹之元経済安保大臣は出馬会見で、党の現状を鋭く批判。注目点は独自の減税政策。所得税について期限を区切った定率減税を実行すると表明。その期間のイメージについては約2年間だとしている。石原氏は「間違いなく決選投票になると思う。岸田さんのリーダーシップで、こっちに行こうと言うと思う」などと説明。旧岸田派や唯一残る派閥・麻生派はどう動くか。前回総裁選6位の茂木陣営が掲げるのは「すべてをこの国に捧げたい」。今週、茂木敏充前幹事長は都内のスーパーやこども園を視察。保育士の処遇改善に取り組む考えを強調した。「露出を増やす」が茂木陣営の戦略。

速報 小泉農水相 9つの主要政策を発表

総裁選の出馬会見に臨んだ小泉進次郎農水大臣。総裁選に向けた決意を述べた。自身の政策について、「優先することは物価高で生活が苦しいというを国民の切実な声に向き合い、国民の暮らしに安心と安定を取り戻すこと。平均賃金100万円増」などを掲げた。他にも石破政権の方針を受け継ぐ政策として、「専任の大臣、十分なエキスパートと予算を有する防災庁を来年度に設立する」と述べた。

速報 小泉農水相「賃金100万円増を」「9つの主要政策」の狙いは/速報 小泉農水相「党の解党的出直しを」高市氏の政策とどこが違う?

大門小百合は「(小泉氏で)残念なのは選択的夫婦別姓を言わなかったこと。長期的に国民の幸せを実現するような政策をやってほしい」、金子恵美は「農政に関しては大臣としての経験があったので、最も自信を持って答えていた」などとコメントした。小泉氏が発表した主要政策。「暮らしを守る・物価高への対応(ガソリン暫定税率の廃止、所得税の見直し、基礎控除等を調整する仕組み)」「インフレ対応型の新たな経済運営(2030年までに平均賃金100万円増)」「農林水産業・地方創生(コメ生産者が不安なく増産に取り組むセーフティーネット構築)」「治安・防災・復興(不法滞在の防止、不動産取得等に対応する司令塔機能の強化)」「外交・防衛力の強化(防衛費の対GDP比2%の実現)」「解党的出直し(なまごえプロジェクト再始動)」「社会保障・教育」「経済・食料・エネルギー安全保障」「憲法改正」。前回掲げた「選択的夫婦別姓」「解雇規制の見直し」は盛り込まれなかった。石田健は「高市さんは目玉を出してきている。一方、小泉さんはちょっとパンチに欠ける」などとコメントした。

高市早苗前経済安保担当大臣と小泉農水大臣の政策の違い。高市氏の物価高・経済政策はガソリン税の暫定税率の廃止、年収の壁引き上げ、給付付き税額控除の制度設計、その他は自公連立が軸も政策合致の野党と連携、スパイ防止法制定に着手など。小泉氏の物価高・経済政策はガソリン税の暫定税率の廃止、平均賃金100万円増、所得税見直しや基礎控除等を調整、その他は野党の連携について政権の枠組みの在り方を議論、防災長の設立、外国人の不法滞在防止など。特別解説委員・高岡達之は「自民党の総裁ですから憲法について気になる。国の守りに関しては防衛、外国人、スパイ防止法などもかかわる。自民党は党是で書いてあるので、候補者によってはわざわざ言うことではない。だが、あえて明記をする、言葉にする」、大門小百合は「外交も大事。そこには高市さんは意識されている」などとコメント。

ジグザグ考論
負担増 10月も値上げ続々…節約の新常識

帝国データバンクによると、10月の飲食料品の値上げは約3000品目の見通し。ことし7月の日銀の調査で「暮らしにゆとりがなくなったきた」と回答した人が16年ぶりに6割を超えた。リーマンショック以来の高い水準。値上げの秋を乗りきるため飲食店は四苦八苦。さらに来月からは後期高齢者の医療費負担も増える。

値上げ 仕入れ値”3割増”で苦渋の決断

止まらない物価高。飲食店でも様々な工夫がなされている。ラーメンya(東京・江東区)で人気の「チャーハン」。材料費の価格が上がり、今月110円の値上げに踏み切った。豚肉の種類を変更するなど工夫。ラーメンのスープは当初作っていた3分の2の量に。売り切れたら終了。調理に欠かせないラードも、コショーなどの調味料も値上がり。材料の仕入れ値はこの2、3年の間で全体的に2~3割アップ。

来月から75歳以上の後期高齢者のうち310万人の医療費負担が増える。3年前から収入が単身世帯で200万円以上、夫婦で320万円以上の人は医療費負担が2割に。今月末まで移行期間として追加負担の上限額はひと月3000円に抑えられていた。来月からこの措置もなくなり本格導入となる。動脈硬化でことし3度手術した松野。来月から働きだすもののまだ治療が必要。これまで追加負担額が抑えられていたが、来月以降1000円の負担増となる。「急な医療費の負担増加に患者が混乱しないよう丁寧な説明が求められる」と医師は話す。

負担増 10月も値上げ続々…節約の新常識

テーマ「それ間違っていますよ!値上げの秋節約新常識」。

ゲストの経済ジャーナリスト・荻原博子を紹介した。

その節約、古い?新しい?、荻原が判定。古い「まず趣味や外食の出費を減らす」「定額制のサブスクを使いこなす」、新しい「たまにはぜいたくも楽しむ」など。くふう生活者総合研究所の調査、節約疲れを感じているか尋ねたところ3人に2人が節約疲れを自覚していた。行ったら損する場所「銀行窓口」。荻原が「いまの時代に合わせた常識に変えていかないと節約もうまくいかない。男性は数字に弱い。目の前に3万円の赤字と書いてあり、自分のこづかいを減らしたくない、本気で一緒に節約してくれる」、金子が「一番の節約は計画を立てること」などとコメントした。

ものの値段は30年前と比べてどれくらい上がっているのか。1994年、小麦粉は1キロ203円、牛肉100g711円など(総務省「小売物価統計調査(東京都区部)」より)。30年経つと全て値上げ。ガソリンは175円まで上がっている。平均年収はバブル崩壊後の1994年は約456万円、2023年は約460万円(国税庁「民間給与実態統計調査」より)。コメンテーターが提言、石田「インフレ時代は投資一択!!」、大門「国が空き家を若い世代に貸し出せ!!」、金子「政治に対して声高に文句を言い続ける!」。荻原が「家族皆で話し合ってお父さんが協力しないと皆笑顔になれない」などとコメントした。

プチぜいたくのポイント「焼き肉食べ放題と回転寿司で満腹に!」。荻原が「節約を家族でしてお腹いっぱい食べる。家庭に笑顔が戻る」、高岡が「一番値上がりしているのは国家予算。12月になるといまの物価高の影響が出てくる。国家予算を下げるためにも物価が下がってもらわなければいけない」などとコメントした。

NEWS
気象情報

東京・浅草の中継映像、東京の気温変化(ウェザーニュース)を伝えた。

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