- 出演者
- 林マオ 小澤征悦 橋本雅之 高岡達之 吉積夏帆
月曜日の午前10時頃、大阪・ミナミの道頓堀にある2つのビルで起きた火災。捜査関係者によると西側ビル1階エアコンの室外機付近が激しく燃えていて、火元の可能性がある。火は約9時間後に鎮火したが、消火活動中にビルに取り残された浪速消防署の消防司令と消防士が死亡した。火元とみられているビルではおととし、消防の立ち入り検査で6項目で法令違反が見つかり、行政指導を受けていたが、一部は改善されていなかった。
火曜日、西日本の各地で火球とみられる強い光が確認された。火球は隕石や宇宙のチリが大気圏突入時に放つ強い光。大阪市立科学館学芸員・飯山青海さんは「サッカーボールやバスケットボールぐらいあったものが光って小さくなって玉ねぎぐらいのものが落ちているのではないか」とコメント。NASA(アメリカ航空宇宙局)によると今回の火球の落下地点は種子島の東側。全世界で報告されている火球は今年だけで23件。記録が残っている1988年以降から数えると1040件。
水曜日、東北北部で記録的な大雨。秋田・仙北市の桧木内川は激流と化し、道路にまで濁流が押し寄せた。秋田・仙北市では午後5時半までの24時間で254.4ミリの雨を観測し、8月の観測史上1位。警戒レベル5の緊急安全確保(命を守って!)が出され、おととい午前に解除された。
景品のおもちゃやカードなどの転売を目的とした大量購入で商品が道端に放置される事態に発展している日本マクドナルドのハッピーセット。木曜日、消費者庁・堀井奈津子長官は会見で「商品が食べられることなく食品ロスが発生したことは誠に遺憾」とコメント。日本マクドナルドに対し、販売方法の改善、再発防止策を講じるよう要望したと明らかにした。日本マクドナルドはすでに来週金曜日から予定していた漫画「ワンピース」のカードの提供を見送ると発表している。
金曜日、厳しい猛暑が続く中、台風12号の影響で断水も発生。台風12号は発生から約8時間、木曜日の午後5時過ぎに鹿児島県に上陸。鹿児島・南さつま市で加世田川が氾濫。鹿児島市内を流れる和田川も氾濫。住宅街に水が押し寄せ、車が水没して動かなくなる被害が相次いだ。台風12号は熱帯低気圧となったが、今後も警戒が必要。
小澤征悦、林マオの挨拶。コメンテーターの東京大学大学院准教授・斎藤幸平、ジャーナリスト・堀潤、芸人/音楽プロデューサー・古坂大魔王を紹介。
韓国・李在明大統領を乗せた飛行機が午前10時50分頃、羽田空港に到着。李大統領が日本を訪問するのは6月の就任後初めてで、きょう夕方、石破総理との首脳会談が予定されている。李大統領は先週の演説で日本について経済発展において切り離して考えられない重要なパートナーと表現した上で、「シャトル外交を通じて率直に話し合いながら共に生き、協力する未来志向の道を模索する」と述べるなど日韓関係の重要性を強調している。李大統領は今回の訪日に続いてアメリカを訪問し、トランプ大統領と会談する予定。
韓国・李在明大統領が就任後初めて来日。李大統領はこれまで日本について侵略国家、敵性国家と対日強硬派だった。ジャーナリスト・堀潤は「日本の今の状況と韓国の今野城こゆで共通項があるのは北朝鮮への対応。石破総理は総裁選を戦った時の公約が東京と平壌に連絡事務所を置くだった。拉致問題を抜本的に解決するためにも相互連絡が必要だとの主張だった」とスタジオコメント。韓国へのトランプ関税について。先月30日、トランプ大統領は韓国への関税を15%とすること、韓国がアメリカに3500億ドルの投資を行うなどとSNSで表明したが、正式文書を交わしていない。
24歳の女性をナイフで刺し、殺害した疑いで逮捕された男は「殺意を持っていたかは分からない」。オートロックのマンションでなぜ事件は起きたのか、女性との関係性について最新情報。
今週、兵庫・神戸市のマンションで住民の女性が殺害された事件。きのう、35歳の男が東京で逮捕され、きのう夜遅く、神戸に移送されてきた。最新の情報を現場から中継で伝える。捜査関係者への取材で容疑者は職場を出た被害者を少なくとも10分にわたって後をつけ、犯行に及んでいたことが明らかになった。マンションの防犯カメラには女性がオートロックを解除して中に入った直後、後をつけてきた容疑者が閉まる前にすり抜けて中に入る様子が映っていた。その後、女性はエレベーターの中で襲われたとみられている。容疑者は女性の胸などナイフで複数回刺して殺害した疑いが持たれている。現場マンション近くの駐車場でナイフが発見され、血液のDNA型が女性と一致した。警察は2人の接点や事件に至る経緯を詳しく調べている。
殺人の疑いで逮捕された東京・新宿区の容疑者はきのう都内で身柄を確保され、神戸市内の警察署に移送された。水曜日、容疑者は神戸市内のマンションに住む女性の胸などをナイフで複数回刺して殺害した疑いが持たれている。司法解剖の結果、女性の死因は失血死で、上半身に複数の刺し傷があり、肺に達するものもあった。右手には抵抗した際にできた切り傷もあった。女性と仕事で関わった男性に話を聞く。防犯カメラの映像などから容疑者の事件前後の行動が徐々に明らかになっている。マンションの出入り口はオートロックになっていて、防犯カメラには女性が鍵を開けて中に入った直後、容疑者が急いでついていく姿が映っていた。その際、女性が容疑者に気づいた様子はなかったという。エレベーターの内部を映すモニターを見た住人によると容疑者はエレベーター内で女性を羽交い締めにしていたといい、手には刃物のようなものを持っていた。犯行後、階段を使って逃走したとみられている。容疑者はマンションから北に方向に逃げたとみられ、その先にある駐車場で血の付いたナイフが見つかり、血液のDNA型が女性のものと一致。警察は殺人事件として捜査本部を設置。きのう、容疑者の逮捕状を取って全国に指名手配し、行方を追っていた。
容疑者が身柄を確保されたのは事件現場から約380km離れた東京・奥多摩町。警察によると事件直後、新神戸駅から東京方面の新幹線に乗った。JR奥多摩駅で下車したのを確認し、周辺を捜索して容疑者を発見。その後、容疑者は東京駅から新幹線で神戸に移送された。調べに対し「殺意を持っていたかは分からないが、ナイフで腹部のあたりを1回か2回くらい刺したことに間違いない」と容疑を一部否認している。
現場から中継で伝える。事件発生からわずか1時間以内に新神戸駅から新幹線に乗り、東京方面に向かったことが明らかになった。防犯カメラの映像から指名手配され、東京・奥多摩町で発見されて身柄を確保された。その際、容疑者は少し抵抗して暴れる様子を見せたが、逮捕後は落ち着いた様子で調べに応じている。容疑者は被害者を少なくとも10分以上後をつけて犯行に及んでいるため、女性を狙っていたというのは明らか。これまでの警察の捜査で被害者と容疑者の関係を示す情報や物的証拠はなく、容疑者に関して警察への相談もなかった。エレベーター前には女性のスマートフォンが残されていて、容疑者につながる情報がないか解析を進めている。容疑者は東京都内の会社に勤務していた。勤務先の社長が取材に応じ、容疑者の人となりや事件後の様子について語った。今後、警察は容疑者の関係先の家宅捜索を行うなどして事件全容解明を進める方針。
今週、兵庫・神戸市のマンションで住民の女性が殺害された事件。きのう、35歳の男が東京で逮捕された。警察は逮捕後の会見でスピード感について言及した。
歌舞伎の世界を舞台にした映画「国宝」。東宝は興行収入が100億円の大台を突破したと発表。邦画の実写作品としては歴代2位となった。原作は小説家・吉田修一さんの同名作品が原作。今、八月納涼歌舞伎に出演中の四代目・片岡亀蔵さんは4歳で初舞台を踏み、芸歴60年。「国宝」をどう見たのかを聞く。松竹によると映画の公開以降、本物の歌舞伎を見たいという問い合わせが急増し、前売り販売が伸びている。兵庫・豊岡市の商店街には映画のポスターが。江戸時代に歌舞伎が誕生してから約400年。「国宝」の撮影地となった近畿地方最古の芝居小屋の出石永楽館は1901年に開館し、一時は閉館したが、約20年前に復元。今、、映画で使われた小道具の特別展示が行われ、人気となっている。出石永楽館・赤浦毅館長は「映画の効果は想像以上」とコメント。映画に出演した俳優たちは1年半にわたり歌舞伎の稽古を重ね、全て自身で演じた。主演・吉沢亮さん、共演の横浜流星さんの振り付けを指導した日本舞踊家・谷口裕和さんに話を聞く。
全国東宝系にて公開中の映画「国宝」。主演・吉沢亮さん、共演の横浜流星さんの振り付けを指導した日本舞踊家・谷口裕和さんに話を聞く。まず教えたのは踊りの基本のおじぎと歩行。「国宝」のヒットの背景について野村総合研究所・滑健作チーフコンサルタントは「映像、音響、カメラワーク全てにおいて映画館で見るべき作品。他の人にも勧められる口コミ型ヒットといえる」とコメント。監督は「フラガール」などで知られる李相日監督。撮影を手掛けたのは「アデル、ブルーは熱い色」でカンヌ国際映画祭最高賞を受賞したソフィアン・エル・ファニさん。「国宝」は今後の日本のコンテンツビジネスを変える可能性があると指摘。映画「国宝」は今後、フランス、韓国など9つの国と地域で公開予定。
映画「国宝」が残した宝。場所の価値を再発見。ロケ地の玉手橋(大阪・柏原市~藤井寺市)は1928年に建設された国の登録有形文化財。市の担当者は「映画をきっかけに文化財だと知った地元住民も多いのではないか」と話している。びわ湖大津館(滋賀・大津市)は1934年に外国人観光客誘致のために建てられた滋賀県初の国際観光ホテルで、現在は文化施設として使われている。ヘレン・ケラーら著名人が訪問。出石永楽館(兵庫・豊岡市)・赤浦毅館長は「地方にある近畿最古の芝居小屋が日の目を見た」と話している。文化の価値を再発見。若い世代にも日本の伝統芸能の素晴らしさが届いた。歌舞伎役者・片岡亀蔵さんは「生の歌舞伎を見たいという人がこれで増えるととても嬉しい」。ジャーナリスト・堀潤は「知的財産分野、IP戦略は試金石になると思う」とスタジオコメント。
止まらぬ猛暑が家計に大打撃。ある試算では猛暑の影響で4人家族の場合、ひとつきあたり最大で食費が1万5000円、電気、ガス代が1万円増加し、月額2万5000円、年間では10万円以上負担が増えるとされている。危険な暑さに企業は今、さまざまな熱中症対策を講じている。炎天下の建設現場で作業員の命を守るため行われているのが三和建設のゼネコンがつくったしおゼリーの配布。2021年から一般販売も開始。6月からの熱中症対策の義務化を追い風に累計 400万本の大ヒット。今では保育園やテーマパークでも取り入れられ、最近では老人ホームからの問い合わせも多い。三和建設執行委員・川口秀夫大阪本店長は「思っていた以上に反響があってびっくり。建設業は日本で一番熱中症が出ている産業。まずはここから熱中症がなくなればいいと考えている」とコメント。
猛暑で食材の価格が高騰し、嘆きの声が止まらない。フレッシュマーケットアオイ青果部バイヤー・西井典人さんに話を聞く。トマトは 前週比約2倍。きゅうり、ナスなど夏野菜の価格がおしなべて上がっている。玉ねぎ、ジャガイモも秋に向けて収穫量が減り、相場が上がる。北海道有数の農耕地の帯広では収穫期を迎えているが、記録的な高温と雨不足で葉や茎が枯れ、今シーズンは十分に成長しきれない芋が目立つ。アグリファッショングループ・橋爪恒雄さんに話を聞く。ジャガイモの卸価格は木曜日時点で1キロあたり184円(東京都中央卸売市場)。異変は秋の味覚にも。青森・弘前市のリンゴ農園では身の大きさが平年並みからやや小さめ。2日の初競りでは過去最高値となった品種もあった。千葉・多古町では元来、亜熱帯の気候を好み、本州ではめったに咲かないというサツマイモの花が咲いた。農研機構・田口和憲上級研究員は「高温、干ばつのストレスに起因。花が咲くのは個体として生存が脅かされているため。緊急的に子孫を残すという意義」とコメント。流通が始まった新米。新潟・柏崎市では今週火曜日に極早生品種の葉月みのりの新米の初検査が行われた。去年の一等米比率94.7%から大きく落ち込み、初日は全て二等米の判定。
ゲストの経済ジャーナリスト・荻原博子を紹介。猛暑インフレで生活はどうなるのか5つの疑問に回答。暑い夏は景気にプラスだ(✕)。ことしの新米にも影響がある(◯)。秋の味覚の価格は大丈夫だ(✕)。ピンチを乗り切る方法はある(◯)。家計への支援は足りない(◯)。