マーケット担当の長江優子記者が企業の今後を先読みする。きょうのテーマ「AIで上方修正相次ぐも忍び寄る“2つの影”」。AI関連の事業が好調な企業が多く、好決算の発表が相次いでいるが、必ずしも株高には繋がっていない。先週発表された主要企業の決算を紹介した。増益なのは三井住友フィナンシャルグループだけ。三井住友FGは金利上昇が追い風となり、純利益はこの期間として4年連続で過去最高益を更新した。商船三井は上方修正を発表した。自動車船の荷動き堅調や原油タンカーの市況改善で純利益を200億円上方修正した。富士通とNECは国内のデジタルトランスフォーメーションを支援するサービスの需要が好調だった。富士通は保有していた株式の売却益も寄与した。日立、富士通、NEC、アドバンテスト、ファナックはAI関連の事業が好調で上方修正を発表した。アドバンテストはAI半導体向けの検査装置需要が好調。日立はデータセンター向けの送配電設備の需要が拡大した。ファナックはフィジカルAI対応のロボットを1000台超の受注があったと明かした。アドバンテストはAI半導体向けの装置需要が好調なことから2026年3月期の業績予想を上方修正した。決算発表翌日は株価が14.5%高まで上昇した。今回の決算で上方修正を発表した銘柄の株価の反応をみると反応が鈍いことが分かる。FRB議長にタカ派寄りの発言が多いウォーシュ氏が選ばれたこともあり、株式市場のモメンタムが大きく変化している可能性がある。松井証券・窪田氏は「信用買い残の増加から海外投資家が売っている気配がある。将来相場が大きく崩れるリスクが高まっている」と警戒した。先週、キヤノンが発表した業績予想は3年連続で過去最高の売上高を見込んでいる。先週、アップルはDRAMを含めたメモリー半導体について価格上昇を続くとの見通しを示した。レアアースはコマツ、SCREENHD、日野自動車は「現時点で影響なし」も今後の動きを注視している。
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