年明けから地震や事故が相次いだことによる先行きへの不安や警戒感などからマーケットは大幅に下落した。取引開始前に行われた大発会では恒例の鐘を鳴らす行事が中止になるなど式典の一部が変更され、地震の犠牲者などへの黙祷が捧げられた。地震による消費や企業活動への影響も懸念されるなか、先日にニューヨーク市場が下落した流れも受けて日経平均株価は700円以上値下がりし、去年末と比べて415円安い3万3048円で午前の取引を終えている。辰年は相場の格言で「辰巳天井」と呼ばれ、市場関係者からは史上最高値を更新するという見方も出ているが、とても幸先がいいとは言えない取引初日となっている。