読売新聞社は株式市場の値動きを示す読売株価指数、通称「読売333」の算出を来年3月から始めると発表した。日本の株式市場から主要銘柄として選んだ333銘柄で構成される。1日1回、指数を算出し、銘柄は年に1回、入れ替える予定。日本では、すでに日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などが存在しているが、最も異なるのが指数の算出方法。日経平均株価は225銘柄の株価を平均して算出したもので1株当たりの株価の高い銘柄の値動きが大きく影響する。一方で今回の読売333は「等ウェート型」というもので、各銘柄の値動きの比率を足し合わせたものを全銘柄数の333で割る算出方法となり、値動きの平均値を示す。これにより、大企業や特定企業の動向に左右されにくい点や、時価総額が小さくても成長性の高い銘柄の値動きを捉えやすい点が特徴だとしている。読売新聞社は大手資産運用会社が読売333に連動した投資信託などの金融商品を来年春以降に組成する準備を進めているとしている。