先週の上昇銘柄を伝えた。5位の京浜急行電鉄は、先週始め、東証プライム市場の株価値上がり律で上位に入り、急騰した。アクティビスト(物言う株主)として知られる旧村上ファンド系の投資会社が、京阪急行電鉄の株式を保有したと報じられ、材料視された。1位のT&Dホールディングスは、バリュエーションの改善に向けた姿勢が評価された。IR説明会で、森山社長が、株主還元の積極化を表明したことが好感され、説明会の内容をポチティブと評価する証券会社のリポートが株価上昇を後押ししたという。DZHフィナンシャルリサーチの東野さんは「今週は、アメリカで主要な経済指標が多く出るため、長期金利やドル円の動向に神経質になる場面が増えていきます。一方、日経平均は10月頃から、もみ合い相場の下限付近で推移しています。ドル円相場の安定や、特にアメリカで出遅れ感のある半導体関連の上昇が見られれば、この先の上値の期待が膨らむと見ています」などと話した。