メキシコとカナダへの25%関税について「4日から発動する」と表明したトランプ大統領。特に自動車産業への影響が大きく、ウォール・ストリート・ジャーナルは米国国内の自動車平均価格は約45万円上昇する可能性があると伝えている。更に中国への関税を20%に引き上げた事に、中国政府が反発。対抗措置として、鶏肉や小麦などの農産物に最大15%の関税を課す方針を発表した。そして日本に対しては、「円安・ドル高が進みすぎている」と問題視し、「関税で埋め合わせする」と述べたことで金融市場にも影響が出た。円相場は一時、1ドル=148円台に円高が加速。半導体や自動車などの輸出関連株が売られ、日経平均株価は一時900円以上値下がりした。