昨日の日経平均株価は4営業ぶりに反発し市場4番目の上げ幅となった。専門家は買い戻しを見計らっていた投資家がPBRに反応した結果だと指摘する。PBRとは、現在の株価を1株あたりの純資産で割った数字で、一般的には1倍を下回ると株価が割安と判断される。今回は1.15倍。みずほ証券の中村氏によると「去年の春と今年の春が並んでいたということになるので、日本株は割高感がいったん薄れ、8日火曜日の反発につながった」とのこと。下げ止まったのかについては「売買代金は縮小しているのでさほど強さを表していない。本格的な底入れはもう少し先と見ている」などと話した。