日米の関税協議の合意を受けて、日経平均株価は一時1200円以上上昇した。東京証券取引所から中継。早朝に届いた一報に市場関係者は「このタイミングはサプライズだ」と話した。きょうの日経平均は午前9時の取引開始から大きく値上がりした。相互関税の15%という数字について「想定よりも低かった」と受け止める声もあり、上げ幅は一時1200円を超えた。自動車関連を中心にほぼ全面高となり、今年の取引時間中の最高値も更新。市場では日本経済全体にとってはプラスという声がある一方で、今回値上がりした分は短期間で消化される可能性もあるという指摘もある。市場関係者は今後について、来月上旬に集中する企業決算で業績予想にどう影響するのか注目している。また、関税協議が決着したことで石破政権の今後など政局を見極める値動きとなりそう。
