午前のマーケットについて解説。日経平均はアメリカ長期金利の低下を受け、為替相場でドル安円高が進行し、一時下げ幅が200円を超えた。銀行などが売られた一方、アメリカ株の反発も手がかりにハイテク株などが上昇に転じ、日経平均もプラス圏に浮上している。日経平均先物は33450円、TOPIXは一時プラスとなったが現在は続落している。和島氏によると日経平均はこのところ上値が多い一方、日本の景況観自体が堅調な事などを理由に方向感に乏しい展開が続いている。個別株では神戸製鋼所が昨日、ユーロ円建ての転換社債を発行した影響で下がっている。ニトリHDは開発輸入なため円安がデメリットになる。10月10日の決算発表の前後から為替の円高方向に進むようになり、為替の環境自身がプラスサイドに働く読みから上値を保っている。